交流戦取材4カード目は、ともに両リーグ最下位のヤクルト-楽天で、久しぶりに神宮球場へ。
午前11時ごろに最寄の東京メトロ銀座線外苑駅に到着し、地上に出てみたらいきなり目に入ったのが、ヤクルトのグッズショップ横にできた長蛇の列。
正直、30年以上この仕事を続けているけれど、ヤクルトでこんな光景を見たことはあまり記憶にない。
今季は長らくBクラスに低迷しているものの、昨年までの2連覇、村上の大ブレークで盛り上がった人気はまだまだ健在ということか。
外苑駅から神宮球場へ向かう歩道も、開場30分前にもかかわらず、大変な混雑ぶり。
つば九郎のバルーンや新しく設置された〈神宮マルシェ〉の前でSNS映え写真を撮っているファンが大勢いました。
ヤクルトの試合前練習が終わったところで、ヤクルトの河田外野守備走塁コーチにフェンス越しに挨拶。
今季は外野守備で太田とサンタナが衝突したり(4月25日、DeNA戦)、走塁でオスナが暴走したりでコメントを求められた件について、少しだけ話しを聞いた。
「僕は元気ですよ、琢朗(DeNA・石井琢朗チーフ打撃コーチ)と一緒。
わざわざありがとうございます」
きょうは両チームとも先発ローテの谷間らしく、楽天がドラフト1位ルーキー荘司康誠(立教大)、ヤクルトが7年目で今季初先発の小澤怜史と、どちらも今季0勝の投手でスタート。
先発5試合でプロ未勝利の荘司は、初回の立ち上がりからいきなり2四球3連打で3点を失い、ここで早くも勝負の行方が見えた。
ヤクルト・高津、楽天・石井両監督はどちらもヤクルトでの選手時代、主力投手として野球脳を鍛えられた〝ノムさんチルドレン〟。
接戦になれば見応えのある〝ID野球合戦〟を展開してくれるのでは、と期待していたのですが、残念ながらいまひとつ見どころに乏しかった、かな。