今回の帰省の目的のひとつは、実家に堆積している粗大ごみを処分することでした。
昨年9月に他界した父親が実家をリフォームした際、不要になったキッチン、ステレオラック、勉強机、それに電動機付き自転車などなど。
当初は竹原市で定められた規定に則り、少しずつ廃棄するつもりでいたところ、地元の知人によれば、まとめて車に積んで持ち込んだら、その場ですぐに引き取ってくれる施設があるという。
そんな便利なところがあるのならぜひ連れて行ってください、と知人に頼み込み、きのう(9日)初めて足を踏み入れたのが、実家から車で20分ほどの高台に建つ〈広島中央エコパーク 高効率ごみ発電施設〉。
いや、びっくりしましたね。
わが故郷の山間に、こんな立派で巨大なごみ処理場ができていたとは。
この施設を運営しているのは東広島市、竹原市、大崎上島町で構成する広島中央環境衛生組合。
3年前まではそれぞれの市町にあった5カ所のごみ焼却場、屎尿処理施設を閉鎖し、2021年10月1日から稼働が始まった。
エコパークの最大の特長は、ごみを高温で溶かし、再資源化するリサイクルシステムによって、埋め立てする必要のない「最終処分量ゼロ」を実現していること。
しかも、その過程を一般見学者にも公開し、環境問題の啓蒙にも貢献しているのです。
各地から集められたごみ、今回の僕のように市町民が持ち込んだごみは、計量機で重さを測ったのち、このプラットホームからごみピットに投入される。
以下、画像でごみ処理の過程を追っていきましょう。
いや、大変勉強になりました。
60歳にもなって、故郷のことを何も知らなかったんだなぁ、と痛感しております。