コロナ禍による取材規制が大幅に緩和されたおかげで、今年は4月中にセ・リーグのハマスタ、東京ドーム、神宮、パ・リーグのベルーナ、ZOZOマリンと、関東首都圏のホーム球場をすべて回ることができました。
きょうは4月6日以来、19日ぶりのハマスタと、ちょうどぐるりと一周したことになる。
DeNAでは、シンシナティ・レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞を獲得し、推定年俸2650万ドル(約35億円8000万円のうち、約30億4000万円は前所属球団ドジャースが負担、DeNAの基本年俸は約4億500万円、出来高約1億3500万円)の超大物メジャーリーガー、トレバー・バウアーがきょうから一軍に合流。
ブルペンで25球を投げるなど、軽めの調整を終えたあと、三塁側スタンドで報道陣の囲み取材に対応することに。
そうしたら、右耳にワイヤレス・イヤホンマイクをつけて登場し、囲みの外側に三脚を立ててデジタル・ビデオカメラを設置。
囲み取材に対応しながら、その模様を撮影し、自分のYouTubeチャンネルにアップするという。
練習中も、ハマスタ内の施設、一軍の選手に挨拶した模様をカメラに収めており、囲み取材の動画と併せて、様々な動画を盛り込むつもりらしい。
YouTubeによる情報発信の目的を聞かれたバウアー、ニコヤカにこう答えている。
「僕たちが子供のころは、憧れのメジャーリーガーがふだんどんな練習や生活をしているのか、まったくわからなかった。
だから、自分のほうからYouTubeに情報や動画をアップして、僕のファンも、ファンでない人も、それから子供たちにも興味を持ってほしい、刺激を受けてほしいんだ」
三浦監督の印象について聞かれると、「素晴らしいヘアスタイルだと思う」と番長自慢のリーゼントをネタにしてニンマリ。
「自分の髪では同じ髪型にできないので、監督がどこでカットしてもらっているのか、教えてほしいね」と話して笑いを誘っていました。
バウアーは来日後、ファームの試合に登板して順調に調整中。
16日の西武戦は4回53球で4安打無失点、22日の楽天戦も5回77球で2安打1失点に抑えている。
リーゼントをホメられた三浦監督はバウアーの印象について、「コンディションもよさそうですし、順調に来ているかなと思います」とコメント。
「素晴らしいのは対応力ですね。打者の反応を見ながら球種、コースを使い分けていて、すべてのボールが一級品。精度も高いですから」と、当然と言えば当然ながら、大絶賛でした。
そのバウアーの次回登板は28日、ファームのロッテ戦で先発する予定。
「90球前後投げて、できるだけ長いイニングを稼ぎ、より多く三振を取りたいね」と本人は大いに意気込んでいます。
そこまで順調にいけば、一軍デビューは大型連休中の5月4日、本拠地ハマスタでのカープ戦に先発する見込み。
これはやっぱり、取材に行かなきゃいけないかな。
なお、試合はDeNAが5-3で快勝し、本拠地ハマスタ7連勝、貯金を4として単独首位をキープ。
試合後、相川七瀬のライブまで大盛り上がりでした。