モールトンで雨雲と鬼ごっこ⛈

午後1時過ぎ、荒川河口近く

久しぶりに自転車に乗ってきました。
しばらく走っていなかったので、ここ数日、脚がムズムズしていたんだよね。

しかし、いきなりロードに乗ったら、いつもより大量にアドレナリンが出て無茶な走り方をしたあげく、事故ってしまう危険性が高い。
かと言って、マウンテンのホームコース飯能は、休日なので混雑していることが予想される。

そこで、先日、タムニィの〈戸田橋cycle works〉でオーバーホールをしてもらったばかりのアレックス・モールトンでのポタリングを選択。
個人的には、これを「モールトン散歩」と呼んでいます。

タムニィのおかげで前サスの機動性が復活し、昨年〈寺田商会〉で付け替えた純正品タイヤの感触とも相俟って、荒川河川敷でのポタリングは非常に快適。
きょうは50㎞ぐらい軽いかな、と思っていたら、それまで晴れ上がっていた空が、午後2時から一転にわかにかき曇り、ポツポツと結構大粒の雨が降ってきた。

新小岩の蕎麦屋〈更科大場〉の軒先で雨宿り
A先生のお気に入りメニュー、カレー丼850円

それでも、ちょうど昼ご飯を食べようと新小岩に寄ったところだったのが不幸中の幸い。
蕎麦屋〈更科大場〉の軒先に愛車を停めさせてもらうと、昔馴染みの女性店員が「サドルにかぶせておくといいですよ」とレジ袋をくれました。

カレー丼を食べている最中、どんどん降りが激しくなり、雷鳴まで聞こえてきたときはどうなることかと思いましたが、30分程度で雨は止み、午前中以上に夏を思わせる好天となった。
きょうはツイてるぞ、と自分に言い聞かせながら、帰路の途中、御徒町のサングラスプロショップ〈オードビー〉に寄り道し、眼鏡のクリーニングと新しいサングラスをオーダー。

2度目の雨宿りは小川町の〈シンコーミュージック〉で

さあ、あとはサイクリング後の好物、マクドナルドのポテトを買って帰るだけだと思い、小川町の店に寄ったら、ここでなんと2度目の激しいにわか雨。
仕方なくまた雨宿りして、小降りになったところで帰宅した直後、後輪のタイヤがパンクしていたことに気づいた、というダブルパンチはさすがにショックでした。

エア漏れしている箇所を探すと、小さなガラス片が刺さっていた。
帰宅するまでは気づかなかったので、どうやら拙宅の前に転がっていたものを踏んづけてしまったらしい。

さっそくタムニィに電話し、修理について相談したら、「押して帰らなくてよかったぶん、不幸中の幸いじゃないですか」。
そうだよねえ、自転車にこの種のアクシデントは付きものだから、前向きに捉えていかないと。

なお、きょうのディスタンスは34.87㎞。
もうちょっと走りたかったな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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