佐々木朗希 vs. 山本由伸を見に行った⚾️

立ち上がりから絶好調だった佐々木朗

きょう一番の注目カードは佐々木朗希、山本由伸と、世界一の侍同士が初めて対決するロッテーオリックス。
しかも山本は来年からメジャーリーグに行きたいと訴えているので、下手をしたら日本では最初と最後の見納めとなる可能性もまったくないわけではない。

というわけで、当初はハマスタへ行くつもりだったA先生も、きのうこの予告先発が発表された途端、急遽予定を変更。
コロナ前以来、3年ぶりにJR総武線、京成バスを乗り継いでZOZOマリンスタジアムへ行ってきました。

こういうエース対決はどちらも「負けられない」と意識し過ぎるあまり、えてして凡戦になる確率も高い。
が、きょうは佐々木朗、山本ともにそんなボンクラ記者の邪推を覆し、中盤までは熱くてレベルの高い投手戦を展開してくれました。

とくに佐々木朗は四回まで10奪三振、五回までパーフェクトと絶好調。
ひょっとして2度目の完全試合もあるかと思わせるほどの見事なピッチングだった。

山本も負けじと熱投を披露

一方の山本は初回からヒットを打たれながらも、最高速度156㎞の真っ直ぐにフォーク、スライダー、カーブを交えて粘り強く後続を断つ力投。
四回、茶谷にタイムリーを打たれて1点を失ったものの、そこからは1本のヒットも許さず、6回101球を投げ、5安打1失点にまとめてマウンドを降りている。

その後、佐々木朗も7回105球、1安打無失点11奪三振で勝ち投手の権利を有したまま降板。
後半は明らかに球が浮き、ボール球が増えていたので、やはりスタミナ的にはまだ100球あたりが限界なのか。

なお、きょうZOZOマリンに詰めかけた観衆は2万9088人で満員札止め。
ロッテだけでなく、球界全体がきょうのような好ゲームを起爆剤にしてほしいものです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る