毎度お馴染み、某テレビ局の先輩によるWBCのテレビ視聴率情報、及びためになる解説をお届けします。
16日にテレビ朝日で放送されたWBC準々決勝・日本-イタリア戦の平均視聴率は48.0%。
これは10日の韓国戦(44.4%)を上回るWBC最高記録でした。
3部構成の時間帯ごとの関東地区の世帯視聴率は以下の通り(ビデオリサーチ調べ)。
18:34〜19:09(試合前) 平均26.1% 瞬間最高36.9%(19:08=試合開始)
19:09〜21:54 平均48.0% 瞬間最高53.6%
21:54〜23:10(『報道ステーション』枠) 平均43.6% 瞬間最高54.5%(21:59=7回源田適時打)
さらに、某局の先輩の解説によると、20時前あたりから凄まじい伸びを示したという。
(※先輩の口調は実際のご本人よりもくだけた調子に変えてあります)
「毎分視聴率を見ると、19:45くらいに40%を超え、20:20くらいに50%を超えてる。
その後は、イニングチェンジでのCMタイミングで50%を割り込む事もあったけど、基本的には常時50%台をキープしていたね」
しかし、これだけの数字をマークしていても、ひとつだけ残念な点があるんだとか。
「個人的には、1994年セ・リーグ公式戦最終戦における同率首位決戦、伝説の『10.8中日vs巨人』の48.8%を超えてほしかった。
そこだけが残念だよね。
でも、まあ、あれは約30年も前のことで、今とはテレビ視聴の習慣などがまったく違う。
当時のメディア界は〝テレビ全盛〟といっても過言ではなく、ゴールデンタイムのHUT(総世帯視聴率=全世帯でテレビを点けている世帯)が70%前後に上っていた。
だけど、現代のHUTは50%いくかいかないかといった状況で、当時よりも相対的に2〜3割減となっているように思う。
だから、そんな中での48.0%は、単純に当時の数字に換算すると、60%近くに相当するんじゃないかな」
プロ野球ファンのみなさんはどう思われますか?