カープ新監督の新井さん、“初陣”を飾る⚾

今朝9時ごろの沖縄セルラースタジアム那覇

2月も半ばを過ぎると、沖縄キャンプは紅白戦や他球団との練習試合が目白押しである。
合計8球団がキャンプを行っているので、試合が組みやすく、入場無料だからファンサービスにもなるからだ。

というわけで、きょうは朝9時にいったん沖縄セルラースタジアム那覇の巨人キャンプに足を運んだ後、DeNAとカープの練習試合を取材するため、アトムホームスタジアム宜野湾へ。
ゆいレールと路線バスを乗り継ぎ、11時前に到着したら、早くも一塁側はベイスターズのブルー、カープの赤いユニホームを着たファンでいっぱい。

せっかくこんなにお客さんが来てるんだから、内外野の芝生席も解放すればいいのにね

試合はDeNAが平良、カープが遠藤と、どちらも開幕ローテーション入りが期待される先発投手でスタート。
平良はご当地沖縄・今帰仁村出身、プロ4年目の2017年に巨人からDeNAに移籍し、ここでようやくプロ初勝利を挙げながら、21年にトミー・ジョン手術、22年には新型コロナウイルスに感染して一時は育成契約となっていた。

2年ぶりの復活が期待される今年、どんなピッチングを見せるかと期待していたら、初回の立ち上がりで広島・マクブルームに左翼越えのアーチをかけられて3失点。
ただ、その後の2イニングは無失点に抑えていたから、今後もチャンスを与えられるでしょう。

カープの1番・秋山にはセンター前ヒットを打たれた平良

さて、この試合、カープ新監督の新井さんにとっては初の対外試合、つまり“初陣”。
マクブルームの3ランで先制し、先発の遠藤も2安打無失点と好投して3-1と快勝し、新井さんも試合後の会見で会心の笑顔を浮かべていました。

それはそれとして、きょうの沖縄は今回の取材で一番の暑さだった!
一応、最高気温は23℃となっていたけれど、直射では30℃近くに達していたと思う。

宜野湾のネット裏スタンドは屋根が小さくて逃げ場が狭く、しかも午後は時間が経つにつれて日陰が少なくなっていく。
午後3時ごろにはデニムの上からジリジリと太ももを焼かれているかのようでした。

とはいえ、メチャクチャ寒かった昨年と比べればはるかにマシ。
これぐらい暑くてこそ、沖縄まで来た甲斐があるというものですけどね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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