沖縄キャンプ取材初日、DeNAを見に行ったら寒かった⚾

室内練習場でのウォーミングアップ(左はソト、背中は田代巡回打撃コーチ)

「沖縄は暑いですよ~!」

一昨日の13日、沖縄入りを翌日14日に控え、当地の気候をDeNAの某コーチに尋ねたら、即座に返ってきたのがこの返事。
だろうなぁ、宮崎も雨で寒かったのは一日だけだったもんなぁ。

と思い、今回の沖縄キャンプ取材にはスパッツもパーカーも持参せず、キャリーバッグに入れた冬装備はフリースと手袋だけ。
それも東京へ帰るときのためで、今年はこの程度で大丈夫だろう、と思い込んでいたら大誤算でした。

今朝は雨こそ降っていたけれど、NHKニュースの天気予報によれば間もなく止む見込みで、最高気温は18℃に達するという。
それなら半袖のポロシャツにウインドブレーカーで十分、と判断したのが甘かった。

午前9時半過ぎ、DeNAがキャンプを行っている宜野湾に到着すると、海からの強風がハンパなく、報道陣用の帽子が吹き飛ばされたほど。
そのため、最初のウォーミングアップも室内練習場で行われることに。

キャッチボールをするエスコバーと山﨑康
ランチ特打には大田、桑原、ソト、佐野、伊藤、新外国人アンバギーが登場

雨が上がったため、ピッチングはブルペン、バッティングは本球場で予定通り行われたものの、海風は時間を追うごとに強くなるばかり。
おかげで、じっと見ているこちらも、プレスルームのコーヒーを飲んでは、しばらくするとトイレに駆け込んで、の繰り返しでした。

蝦名相手に投げるドラフト2位新人・吉野
ドラフト1位・松尾(打撃ケージ)と同5位・橋本の対決

そうした中、きょうの練習メニューで一番の見ものだったのは新人投手のフリー打撃登板。
ドラフト2位・吉野光樹(24歳・トヨタ自動車)が蝦名、楠本、関根ら先輩相手に投げ、同5位・橋本達弥(22歳・慶大)は同1位の捕手・松尾汐恩(18歳・大阪桐蔭)と対決しました。

しかし、折からの強風に加え、緊張のためか制球が定まらない場面も目立ち、きょうの内容だけで実力を推し量るのは難しい。
野手では昨年右肘の手術を受けたオースティンがきょうから合流し、近々バットスイングを再開する予定だと明かしたものの、本格復帰はいまのところ未定。

とはいえ、今年のセ・リーグの場合、どこか決め手に欠けているのはどの球団も同じ。
これからどんな好材料が出てくるか、もう少し時間をかけてベイスターズを取材したい、と思った寒い寒い一日でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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