昭和38年に竹原で生まれ、60歳を目前にして、こんなに美味しいイタリア料理を郷里で味わえるようになるとは、ほんの数年前までは想像もしていませんでした。
単に美味しかったという以上に、衝撃を感じたと言ってもいい。
この〈トラットリアM〉というレストランの存在自体は、Facebookで知ってはいた。
ただ、東京へ出てから40年以上、帰省したら実家で父親と杯を酌み交わし、母親の手料理に舌鼓を打つのが一人息子の務め、かつ楽しみでもあったから、なかなか外食できなかったのですよ。
いつかは〈トラットリアM〉に行きたいな、でも一緒に行ってくれる知り合いが竹原にはいないんだよな。
などと思っていたところ、20日金曜、今榮敏彦・竹原市長との面談を終えた後、竹原市総務企画部企画政策課・大川真功さんにこの店に連れて行っていただきました。
いや、もう、最初のビールとスープから驚きと感動の連続。
竹原産の素材を生かした料理、竹原の地酒の絶妙の組み合わせには、ただただ、「美味い、美味しい」と繰り返すばかりでした。
竹原は昔から鹿と同じくらい猪も多いけれど、その肉のテリーヌを食べたのは生まれて初めて。
他にもいろいろと味わってみたいメニューがあったけれど、次回の帰省の楽しみに取っておきましょう。
これだけ食べて飲んで、お値段は非常にリーズナブル。
オーナーシェフの室岡真人さんが自転車ファンで、ルックのロードバイクに乗っている、というのもうれしい偶然でした。