竹原のイタリア料理はぶち美味い!🎋🐇🍽🍷

竹原の町並みにフィットしたシックな店構え

昭和38年に竹原で生まれ、60歳を目前にして、こんなに美味しいイタリア料理を郷里で味わえるようになるとは、ほんの数年前までは想像もしていませんでした。
単に美味しかったという以上に、衝撃を感じたと言ってもいい。

この〈トラットリアM〉というレストランの存在自体は、Facebookで知ってはいた。
ただ、東京へ出てから40年以上、帰省したら実家で父親と杯を酌み交わし、母親の手料理に舌鼓を打つのが一人息子の務め、かつ楽しみでもあったから、なかなか外食できなかったのですよ。

いつかは〈トラットリアM〉に行きたいな、でも一緒に行ってくれる知り合いが竹原にはいないんだよな。
などと思っていたところ、20日金曜、今榮敏彦・竹原市長との面談を終えた後、竹原市総務企画部企画政策課・大川真功さんにこの店に連れて行っていただきました。

いや、もう、最初のビールとスープから驚きと感動の連続。
竹原産の素材を生かした料理、竹原の地酒の絶妙の組み合わせには、ただただ、「美味い、美味しい」と繰り返すばかりでした。

最初は大崎上島・岩崎農園のレモンピールを使用したレモンビール
最初はニンニク入りの濃厚なスープで体を温めて
ハマミツ海産の牡蠣は地元の野菜とともにガーリックトーストに乗せていただく
地元のお酒をワイングラスで飲んだのは初めて
1週間かけて作られた自家製ベーコンのシーザーサラダ
次のお酒は龍勢「無垢の系譜」
ダブルメインディッシュ①竹原の名産・垰下牛のサーロインステーキ
最後のお酒は誠鏡「純米吟醸八反錦生原酒」
ダブルメインディッシュ②竹原産猪肉のパテ・ド・カンパーニュ

竹原は昔から鹿と同じくらい猪も多いけれど、その肉のテリーヌを食べたのは生まれて初めて。
他にもいろいろと味わってみたいメニューがあったけれど、次回の帰省の楽しみに取っておきましょう。

これだけ食べて飲んで、お値段は非常にリーズナブル。
オーナーシェフの室岡真人さんが自転車ファンで、ルックのロードバイクに乗っている、というのもうれしい偶然でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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