【きょう27日アップ&発売!】東スポWeb&東京スポーツ『赤ペン!!』438

2022年もご愛読頂いた『赤ペン‼︎』、今年最後のネタは大谷でも村神様でも侍ジャパンでもなく、巨人の原さんです。
え? 原監督? 最近、何か話題になるようなことやったっけ? と思われる読者もいるでしょう。

確かに、大物FA選手が市場に出そろった今オフ、巨人が獲得した戦力はゼロ。
資金力とブランド力に物を言わせた大型補強路線も、そろそろ終わりではないかとも言われる。

来年、そんな〝時代は変わった〟感を原監督が覆すには、優勝するしかない。
とくに、広島から復帰させた長野、ソフトバンクを戦力外となっていた松田、現役ドラフトで楽天から拾ったオコエをどれだけ生かせるか、かつての名将・野村克也さん張りに、巨人で〝原再生工場〟を実現できるのか、というのが今回のテーマ。

今や名監督との評価が定着した原監督だけど、常に「大型補強ありき」の注釈がつきまとってきた。
実際、過去の優勝は、丸、村田、小笠原、杉内らのFA選手、ラミレス、李承燁、クルーンなど大物外国人の補強に負うところが大きい。

その一方で、原監督は他球団の戦力外選手を取って再生することにも熱心。
中島(元オリックス)をはじめ、古城(元日本ハム)、石井義(元西武)、吉川大や堂上剛(元中日)の地味ながら渋い働きは忘れ難い。

そんな埋もれた人材の活用術は、言うまでもなく〝野村再生工場〟の影響を受けたもの。
僕が以前、原監督から聞いたのは…この続きは東スポWeb、本日の東スポ、大スポ、中京スポ、九スポで御一読ください!

それではみなさん、良いお年を!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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