【きょう20日アップ&発売!】東スポWeb&東京スポーツ『赤ペン!!』437

今オフの契約更改、楽天・島内が珍妙な要求をして波紋を広げた。

島内は2020年オフにFA権を取得して行使せず、21年から年俸変動制の4年契約を結んだ。
2年目の今季は現状維持の1億2000万円+出来高払いで更改。

その交渉の席で、「契約年数を1年短縮し、3年目の来オフにはFA宣言したい」と言い出したのである。
きっかけは同じ左打ちの外野手・近藤健介が、日本ハムからソフトバンクへFA移籍して結んだ破格の条件。

7年総額50億円と伝えられる報道を目にして、ショックを受けたという。
「あの金額には負けちゃいますね。自分は何のために頑張ってるんだろう」と更改後の会見で本音を明かした。

反響の大きさに驚いたのか、島内は程なく発言を撤回。
楽天・石井監督にも謝罪したことを明かしたが、〝何を今さら〟感が残るのは否めない。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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