【きょう13日アップ&発売!】東スポWeb&東京スポーツ『赤ペン!!』436

今週の話題は巨人に指導者として復帰したデーブ大久保打撃チーフコーチです。
11月の秋季キャンプではさっそく自ら考案したアーリーワークを導入し、選手たちに朝6時半から2000スイングを課して注目を集めた。

しかし、ケガ人続出、なんてことになったらまた叩かれるんじゃないか。
周囲でそう心配する声をよそに、本人はこう明るく笑い飛ばしている。

「大丈夫、大丈夫、西武でも楽天でもアーリーをやってきたけど、ケガ人はひとりも出してませんから。
昔からお医者さんにも意見を聞いて、このくらいなら大丈夫、もうちょっとできるかなと、そういう話をして練習量を決めてるんですよ」

しかし、デーブ式の猛練習は、選手以上に本人の体力を消耗させる面もあるらしい。
西武の二軍打撃コーチを務めていた2010年は、西武第二球場近くにマンションを借り、毎日朝4時起床でアーリーワーク。

二軍戦、夜間練習も指導していたら、血尿が出て腎臓結石と診断された。
体重が20㌔以上減ったのもこのころである。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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