広島から巨人に復帰した長野久義(37)、5年ぶりの古巣でどれだけ存在感を示せるだろうか。
広島・鈴木球団本部長が「長野がユニホームを脱ぐならやはり巨人で」と提案し、これを巨人が受け入れて成立した今回の無償トレード。
長野が両球団の温情に応えるには、来年バットで結果を残さなければならない。
キャリアハイの打率3割1分6厘で首位打者となったのはプロ2年目の2011年。
この年、長野が意外に苦労していたのが送りバントである。
優勝を逃したこの年の終盤、長野は痛いところでバントを失敗。
試合前のバント練習でも、私が見ていた最中、ファウルチップが顔のすぐ横に飛んできてヒヤリとさせられた。
すると長野は「大丈夫でしたか? 気をつけてくださいよ。僕のバント、(打球が)どこへ行くかわからないことがあるんで」。
バントが下手だと自覚している正直さに加えて、練習中でも周囲の記者への目配り、気配りを欠かさない性格に感心させられたものである。
そんな長野が…、
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