オリックスがホームで逆襲に転じ、2勝2敗1分けのタイに持ち込んだ京セラドーム大阪の日本シリーズ第3、4、5戦。
果たしてテレビ視聴率はどうだったのか、またまた某テレビ局関係者の先輩が教えてくれました(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。
第3戦(25日、フジテレビ)は世帯平均視聴率7.4%、瞬間最高が20時59分の10.8%といささか低調。
裏番組もすべて1ケタながら、日本テレビ『ものまねグランプリ!』8.5%、テレビ朝日『科捜研の女』8.9%、TBS『マツコの知らない世界』8.9%と、各局の人気番組に水を空けられてしまった。
裏でNHK-BSが中継していたというハンデはあったものの、昨年は同じNHK-BSとの並列で12.5%。
となると、低調だった原因は、やはり民放地上波の裏番組に食われたからか。
第4戦(26日、TBS)は世帯平均視聴率11.5%、瞬間最高が22時03分の16.4%。
この日はNHK-BSの中継がなかったため、今シリーズで一番の高視聴率をマークしている。
そうした中、テレビ業界的に注目されているのが、裏番組でテレ朝の『相棒』が14.2%、『報道ステーション』が11.4%に達していること。
某局関係者の先輩曰く「毎分の推移では日本シリーズがほとんどトップを走っていたけれど、NHK『ニュース7』、『相棒』の時間帯だけは見事にひっくり返されていた』。
さらに、「『相棒』が終わった瞬間にまたシリーズがトップになり、試合終了と同時に『報ステ』に取って代わられている」とのこと。
数字が上がるも下がるも裏番組次第、という傾向が顕著に現れたのが第4戦の視聴率だったわけです。
第5戦(27日、フジテレビ)は世帯平均視聴率8.4%、瞬間最高は22時10分、同14分の13.9%。
この日はふたたびNHK-BSとの並列で、地上波民放の裏番組、TBS『プレバト!!』10.2%、テレ朝『ザ・トラベルナース』11.1%、『報ステ』10.5%にも差をつけられた。
とくに『トラベルナース』は同じ時間帯の全番組中でトップに立っており、売れっ子脚本家・中園ミホの前には日本シリーズも完敗(は大袈裟か)。
とはいえ、シリーズも21時50分~22時20分は毎分でトップを走っており、オリックス・吉田正のサヨナラ本塁打が飛び出した最終回は大いに盛り上がった。
オリックスの奮闘のおかげで、2013年(楽天4勝、巨人3勝)以来9年ぶりに第7戦までいくことが確定した今年の日本シリーズ。
せっかく滅多に見られない展開になったのだから、プロ野球ファンのみなさん、週末はぜひテレビ中継をチェックしてください!