毎年恒例、今年もまた某テレビ局関係者の先輩に日本シリーズ第1、2戦の視聴率を教えていただきました。
ヤクルト−オリックスと2年連続同じカードながら、そこそこ健闘しています（数字はビデオリサーチ調べ、関東地区）。
第1戦（22日、フジテレビ）は世帯平均視聴率10.3%、個人平均視聴率6.2％。
昨年の第1戦、世帯平均視聴率12.2%、個人平均視聴率7.0%を下回ったものの、裏番組の視聴率が軒並み1ケタ台にとどまったので、22日の一晩だけに限ればプロ野球の〝勝ち〟と言っていい。
ちなみに、瞬間最高は21時01分の13.0%。
唯一、22時スタートのTBS『情報7daysニュースキャスター』が世帯平均10.1%をマークしているが、試合が終了した22時24分くらいまでは日本シリーズのほうが高く、試合終了後を含めた平均値なので、プロ野球の〝負け〟とは言えない。
第2戦（23日、テレビ朝日）は世帯平均9.1%、個人平均5.4%。
どちらも1ケタとはいえ、昨年の第2戦、世帯平均8.4%、個人平均4.8%を上回った。
しかも、某テレビ局関係者の先輩によると、この日の平均値には〝視聴率マジック〟が隠されているそうです。
日本シリーズ第2戦中継の視聴率として出されているのは中継枠の18時〜21時56分までの数字なんだけれど、テレ朝はその後、『サンデーステーション』を枠を残したままで中継を続けている。
で、その『サンデーステーション』の世帯平均が11.4%。
瞬間最高は22時57分、58分の13.9%。
中継終了が23時07分くらいで、そこまでは12〜13%前後で推移している。
そこから7%くらいに下がって平均11.4%に落ち着いているから、第2戦の正味の視聴率は2ケタいっていた可能性が高い。
この日は裏でNHK-BS1が中継しており、そちらにかなりの視聴者を食われていただろうことも考慮すると、大いに健闘したと言っていいんじゃないかな。
なお、民放地上波の裏番組では日本テレビ『鉄腕ダッシュ』11.0%、『イッテQ』10.6%。TBS『アトムの童』10.6%と、この日は軒並み2ケタを記録。
最近は諸物価の値上がりで外出を控える人が増え、テレビの前に視聴者が戻りつつあるんだろうか。
さて、明日25日以降、平日夜の日本シリーズ中継はどうなりますか。
