【きょう19日アップ&発売!】東スポWeb&東京スポーツ『赤ペン!!』427

いつもは必ず火曜に掲載されるこのコラム、きのうの午後、近所のコンビニで東スポを買って広げたら、ない、ない、どこにも載ってない!
泡を食ってM部長に電話したら、何やら「手違い」があったそうで、アップも掲載も1日延びたと説明されました。

さて、今回のテーマはカープの新井新監督はどんな4番打者を育ててくれるのか。
今から期待に胸をふくらませているファンも多いだろう。

思い出すのは新井監督の現役時代、4番を鈴木誠也(現カブス)に譲りつつあった2017年の夏のこと。
当時、後継者の鈴木をどのように見ているかと、新井さんに聞いてみた。

「去年(16年)の誠也は野球を楽しんでやってたと思うんです。
チャンスになると、『俺に回ってこい、俺が決めてやる』というノリで、ベンチも『思い切り振ってこい』と送り出してやっていました」

ところが、4番に固定された17年の序盤から、鈴木に対する周囲の見方がガラリと変わったという。
新井さんはこう強調した。

「今は『4番なんだからきっちり点を取ってくれよ』という目で見られてます。
打てないと当然、反発もすごい。

去年とは真逆の精神状態で、試合に出ることが怖くなったはず。
そういう厳しさを初めて感じたんじゃないかな、今年の誠也は」

新井監督自身、初めて4番に据えられた時は、想像以上のプレッシャーに苛まれたという。
主砲の金本知憲が阪神へFA移籍した03年、山本浩二監督に開幕戦から新4番に指名されたが、再三チャンスを潰し、打率2割台前半に落ち込んで、あげくチームをBクラスに低迷させてしまう。

もがき続けていた夏場、山本監督に呼ばれた新井は…。
この続きは東スポWEB、Yahoo!ニュース、及び本日発売の東スポ、大スポ、中京スポ、九スポで、ぜひ御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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