ヤクルト・高津監督は師匠のノムさんを超えることができるだろうか。
少々気の早い話だが、今年もリーグ優勝と日本シリーズを制してダブル連覇を達成すれば、あの野村監督も達成し得なかった球団史上初の偉業。
ヤクルトも、いよいよ真の「黄金時代」を迎えることになるのだ。
実は、野村さんはヤクルト監督を辞した1998年、勇退記者会見でこうコメントしている。
「9年間、監督をさせて頂きましたが、ヤクルトの黄金時代を築くことができなかった。
それが私の最大の心残りです」
野村さんは90年から監督に就任して、リーグ優勝4度、日本一3度。
それより以前、ヤクルトのリーグ優勝と日本一は広岡監督時代の78年の一度だけだったから、野村監督時代は十分に「黄金時代」と言ってもよさそうなものである。
しかし、当時の野村さんは、「プロ野球はペナントレースと日本シリーズを2年連続で勝てるほどのチームになって初めて黄金時代と言える」が持論。
では、なぜ野村監督時代のヤクルトはそれができなかったのかと言うと…。
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