Sports Graphic Number、今年5冊目の野球特集号はご覧の通り、最近ふたたび脚光を浴びている『落合博満と野村克也』。
どちらも現役選手だった昭和時代は三冠王を達成した大打者で、平成時代に入ると「名将」として球界に確固たる実績を築いた。
が、野村監督や落合監督と同時代に生き、彼らの率いたチームと戦った野球人たちは、われわれライターやファンとは異なる複雑な思いを抱いているらしい。
30ページからの内幕ノンフィクション『三つ巴の時代 落合龍との知略戦 読んで、探って、騙されて』を書きながら、改めて「名将」の定義の難しさを感じました。
ここに描かれているのは、落合中日、岡田阪神、原巨人と、ほぼ同世代の監督たちが率いるセ・リーグの3チームが激しいせめぎ合いを繰り広げていた2004~2008年のインサイドストーリー。
阪神監督だった岡田彰布氏をはじめ、落合中日の正捕手・谷繁元信氏、原巨人のヘッドコーチ・伊原春樹氏が、「あの時、舞台裏で何が起こっていたか」「戦いながら何を考えていたか」とたっぷりと語っていただきました。
昭和からのプロ野球ファンなら絶対に面白いはず。
ぜひ御一読ください!