まだ走れる、と荒川河川敷で思った日🚴‍♂️

新荒川大橋野球場では珍しくソフトボールをやっていました

猛暑から一転、陽射しが和らぎ、都内の最高気温が26〜27℃となったきょう、久しぶりに戸外で身体を動かした、という人は結構多いんじゃないだろうか。
僕もきのうからサイクリングの予定を立て、チェーン、タイヤ、ブレーキの効き具合など、ロードバイクの愛車グレッグレモンの状態をチェック。

還暦間近で約2カ月半ぶりの街乗りとなると、若い頃よりも慎重に、万全を期して出かける必要がある。
足や心肺機能がどれだけなまっているかわからないし、コロナ禍の世の中、もし大怪我をしても受け入れてくれる病院がない、なんてことになったら大変ですからね。

と、内心おっかなびっくりで出かけたら、自分でも意外なほどスイスイ走れたので一安心。
荒川河川敷に出たら、ビュンビュン飛ばす若き同好の士に次から次へと抜かれちゃったので、俺だってまだ若いんだ! と胸を張れるほどではなかったけれど。

それでも、久しぶりのサイクリングは実に気持ちよかった。
心地よさそうにジョギングやウォーキングをしている人も多く、やっとスポーツの秋がやってきたことを実感しました。

走行距離は恐らく48㎞前後と、正確な数値が不明なのは、マビックのサイクルコンピュータが電池切れだったため。
長年走り慣れたコースだから、大体の距離は掴めるけれど、ハンドルバーに付けたディスプレイの数字が動かないと、やっぱり張り合いがありませんね、何となく。

ちなみに、このグレッグレモンは2003年に組んだロードバイクで、マイヨジョーヌクラシックのフレーム、シマノ9速デュラエースのコンポ、マビック・キシリウムのホイール、セッレイタリア・ストリカのサドルなど、いまではすべてが絶版。
レイノルズ853のフレームは非常にしなやかで、僕のような硬い身体の乗り手に優しく、最長で180㎞ぐらい走った。

あれは会社を辞めて有給休暇を消化中だった2006年4月か5月のことで、自宅のある神楽坂界隈から熊谷まで走り、折り返している最中、160㎞か170㎞あたりで、やはりマビックのサイクルコンピュータが電池切れ。
でも、これぐらい走れる体力があれば、フリーになっても大丈夫だろう、と妙な自信になったサイクリングだった。

それにしても、運動で汗をかいた後のプシュ! は格別ですね。
猛暑で汗をかいただけじゃ、こんなに美味くないもんなあ、やっぱり。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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