【きょう23日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』414

カープの河田雄祐ヘッド兼外野守備走塁コーチ(54)が悪戦苦闘中である。

新型コロナウイルスに感染して離脱した佐々岡監督に代わり、16日から急きょ監督代行に就任。
幸先よく2連勝したまではよかったが、そこから4連敗と波に乗れない。

初采配を振った中日戦で、河田監督代行がいつものように三塁コーチスボックスに立った時、僕はいいアイデアだと思った。
古過ぎる例え話で恐縮だが、昭和時代の広島の名将はよく三塁コーチを務めていたからだ。

1975年のジョー・ルーツに、その後を受けて初優勝を遂げた古葉竹識。
彼らは三塁コーチスボックスでサインを出し、腕を振り回して走者を本塁へ突っ込ませ、一緒に全力疾走して「セーフ!」と両腕を広げていたものだ。

河田監督代行もまた、ベースコーチの経験が豊富で、かねてから眼力、判断力を高く評価されている。
彼がベースコーチとしてどのようなこだわりを持って指導していたかというと…、

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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