【きょう16日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』413

カープのエースがいなくなった。
このところ絶不調だった大瀬良大地、12日の巨人戦(東京ドーム)でも2本塁打を含む5安打5失点、僅か3回でKOされて7敗目となり、防御率も4.46まで跳ね上がって登録抹消である。

6勝目をマークした6月24日のDeNA戦(横浜スタジアム)で、一度は波に乗ったかに思われた。
今季2度目の無四球完封の快投を見せ、「不甲斐ない投球が続いていたので、何とかチームのためにと思って投げた」と吐露。

試合後、ハマスタの駐車場でたまたま大瀬良と顔を合わせ、思わずお互いにチョコンと頭を下げたとき、彼らしい笑顔が戻ってきたなと感じたものである。
ところが、その2試合後、7月8日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)では9安打7失点で3回KO。
以降、6試合連続で勝ち星がなく、3回KOは12日の巨人戦で3度目という体たらくであえなく二軍落ちだ。

しかし、これは、いや、あえて言うなら〝これぐらいのこと〟は、大瀬良にとって初めての試練ではない。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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