西田セガサミー、都市対抗2回戦も勝ちました⚾️

とりあえず、JR東日本関連の原稿を1本仕上げたことで、都市対抗野球大会の個人的興味はセガサミーがどこまで勝ち進むかに絞られた。
これまで3大会すべてでベスト4どまりだったチームと西田真二監督(元広島カープ)、今年は何とか優勝できればいいのだが。

と思いながら、午後4時前に東京ドームに来てみたら、関係者入口付近で西田監督にバッタリ。
「記事はいつ載るんや」と聞かれ、「来週の予定です」と答えると、そこからしばし四方山話となった。

カープ時代から広島に家がある西田さんは、セガサミー監督に就任してから3年間、チームと会社がある東京・八王子市に単身赴任中。
僕にとっては法政大の2年先輩に当たり、「こっち(東京)におると、(法政大の後輩)小早川(毅彦氏)や○○(某スポーツ紙関係者)によう会うんじゃ」と言う。

そんな西田さんと僕とはかれこれ30年以上のつきあいで、「赤坂、トシはナンボになった?」という質問に、「59です」と答えたら、「うわー、(時が経つのは)早いのう!」。
最後は「お互い、(新型コロナウイルスの)感染には気をつけようで」と温かい言葉をかけていただきました。

試合直前には、アドバイザーを務めている小俣進さん(元巨人、広島)が記者席を来訪。
長嶋茂雄監督付広報担当をされていた時代に随分お世話になった方で、こちらには腹を指差され、「自転車乗ってないな」と厳しく指摘されてしまった。

きょうの2回戦、セガサミーの相手は社会人の名門、かつて僕もお世話になった故堀本律雄さん(元巨人、大毎=元ロッテ、日刊ゲンダイ評論家)という大エースがいた日本通運(さいたま市)。
セガサミーが3-0とリードして迎えた二回無死一・二塁、先発・草海光貴の一塁けん制がボークと判定され、二・三塁となるや、西田監督がベンチから飛び出して猛抗議に及んだ。

記者席から見た抗議の場面
モニターで確認すると西田監督はこの表情

この二回のピンチ、草海が死球で満塁とされながらも冷静に後続を断って無失点。
草海は20日の初戦・Honda鈴鹿戦に先発してから中3日で、まだ疲れが残っているのか、初回から毎回走者を出し、四死球も5個と苦しいピッチングが続いたが、それでも六回まで0を並べた。

直後のその裏、セガサミーは待望の追加点、2点をもぎ取り、七回にも1点を加えて勝負あった。
西田監督は試合後のテレビインタビューで「少し引っかかったことがあったけど、それはあえて言いません」とボークを取った審判をチクリとやりつつ、「トーナメントは準決勝で苦杯を舐めてますんで、選手全員を使って勝っていきたいです」と改めてベスト4突破を宣言。

次回の試合は27日の準々決勝で、相手は明日のNTT東日本-日本新薬の勝者。
試合後は「疲れた」を連発していた西田監督、今後もご健闘をお祈りしております!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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