きょうの東京ドーム、カープファンにとっては連日溜飲の下がるゲームだっただろう。
0-4で迎えた四回、五番・坂倉がタイムリー二塁打で反撃の号砲を鳴らすと、なおも1死満塁から先発・野村の代打・堂林が、試合を引っくり返す逆転満塁弾をレフトスタンドへドッカーン!
おととい15日の磯村、きのう16日の長野に続く3試合連続グランドスラムはプロ野球タイ記録。
ちなみに、過去の3試合連続満塁弾は、山本浩二監督率いるカープが優勝した1991年に記録しており、31年ぶりの快挙となった。
その余勢を駆って、七回には新人・中村健、八回には磯村にもホームランが飛び出し、きょうもカープが快勝して、見事巨人に3連勝! と、言えないこともない、結果だけ見れば。
が、これはやっぱり、打ったほうを褒めるより、打たれたほうを責めるべき試合でしょう。
とくに、きょうも目についたのが無駄なフォアボール。
巨人先発・髙橋は初回2死無走者から秋山、マクブルームに2連続四球を与えるなど、不安定な立ち上がりで、この回は何とか無失点でしのいだものの、四回に来て自ら崩れ始めるともうどうにも止まらない。
髙橋が押し出し1個を含む3四球でやらずもがなの追加点を与え、巨人ベンチが鍬原に交代したら、冒頭で書いた通り、代打・堂林に満塁本塁打。
その直後に鍬原も野間に四球、五回に3番手で登板した高梨もまた2死から四球と、ここまでは失点につながらなかったが、八回には5番手・菊地が四球で走者を出してから磯村に2ラン、九回にも山本が先頭を四球で歩かせてから秋山にタイムリーと、これだけ続いたら、もう経過を書くのが嫌になるよ。
原監督と桑田投手チーフコーチは、この投手陣をどのようにして建て直すつもりなのか、という話は、いずれ機会があったら仕事で書きたいと思います。
そう言えば、カープが過去に3試合連続満塁本塁打を放って優勝した1991年も巨人は弱くて、4位に終わったんだよな。