もうすぐ石井琢朗さんが帰ってきます😄⚾️

三塁側ベンチ前で顔見知りのマスコミ関係者と談笑する石井琢朗野手総合コーチ

ゆうべ、東京ドームの記者席で巨人-DeNAを見ていた最中、実家の父親から突然電話がかかってきた。
それも五回にDeNA・ソトの先制本塁打が飛び出した直後だったからビックリ。

いったい何事かとドキドキしながら電話に出たが、スタンドを埋めた3万人超のファンがワイワイガヤガヤとうるさく、父親の声がよく聞き取れない。
ただ、途切れ途切れに聞こえる「お母さんが」「携帯電話が」という父親の声の調子から、体調に関する緊急事態でないことだけは察しられた。

実際、「急な用事?」と聞いたら「急じゃない」と言うので、明日こちらからかけ直すことにして電話を切った。
用件は今朝になって確認でき、大したことではないとわかってホッと一息。

両親ともに八十の坂を越えており、年齢相応に病院のお世話になることも増えているから、ゆうべ電話がかかってきたときは少なからず緊張した。
まあ、そう言う自分も来年は還暦で、体調にはより一層注意しなければならない年齢なのですが。

そんなことを考えながら、きょうもまた東京ドームを訪ねたら、久しぶりにDeNA野手総合コーチの石井琢朗さんに会いました。
ご存知のように、石井さんは移動日だった今月6日、遠征先の北海道で体調不良を訴え、札幌市内の病院で左小脳梗塞と診断されて入院。

幸いにも大事には至らず、14日に退院して帰京し、16日には本拠地ハマスタを訪ねて経過報告。
きのうからチームに再合流し、きょうは練習着姿(画像)で選手たちやわれわれ取材陣にも元気なところを見せてくれた、というわけ。

フェンス越しに短い会話を交わしただけだったけれど、石井さんの笑顔と精悍さは健在で、きょうの僕はここでもまたホッと一息。
療養中にプロテニス選手の次女さやかさん(世界ランク1120位)がITFワールドテニスツアーでプロ初の準優勝を果たしたことも大きな励みになったようです。

ただし、本格復帰するにはまだ慎重を期さなければならないらしく、グラウンドでの指導、試合でのベンチ入りはもう少しの間、様子を見てからになる見込み。
具体的な日程はいずれ、球団から明らかにされるでしょう。

なお、今夜のゲームは4-5でDeNAが巨人に競り負け。
一日が終わってみると、ベイスターズファンにとって、石井琢朗さんのグラウンド再登場がきょう一番の明るいニュースになっちゃった。

明日は頑張ろう、ベイスターズ!
石井コーチはいましばらく、くれぐれもお大事に。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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