僕には着にくいオレンジ色のユニホーム😅⚾️

東スポの記者席

東京ドームを取材で訪ねた午後2時過ぎ、いつものように関係者入口で受付をすると、オレンジ色のレプリカユニホームを渡された。
きょうは巨人のベンチ入りメンバー全員がオレンジ色のユニホームを着用し、観客全員にそのレプリカを配る〈橙魂(とうこん)シリーズ〉の日だったのです(今季は巨人中心に取材しているくせに知らなかった)。

聞けば、このイベントも2012年に始まって以来、今年で実に11年目。
今回のレプリカは第1号橙魂ユニホームのオリジナルデザインをベースとしており、両袖に今年のキービジュアルのキャッチコピー“WELCOME TO DREAM TIME”が透かし文字であしらわれている。

このオレンジ色ユニホーム、以前もグラウンドでマスコミ関係者に配られたことがあって、僕も手を上げればもらえただろうけど、年齢が年齢なので、さすがに面映ゆくてそれはできなかった。
ユニホームをもらい、家族や友人にいいお土産ができたとニコニコしている人たちを見ると、羨ましくなくもなかったけれど。

ちなみに、同様の企画ユニホームとしてはソフトバンクの〈鷹の祭典〉、ヤクルトの〈燕(えん)パワー〉、それに日本ハムのイベントなどでもレプリカをいただいています。
ソフトバンク戦(東京ドーム)では球団関係者の方から「どうぞ、ぜひお持ちください」と言われたり、ヤクルト戦(神宮)では記者席に配られたりして、とても断るわけにはいかなかった。

ちょっと困ったのは札幌ドームでの日本ハム戦で、このときは球団史上初の試みであり、しかも手渡されたのが当時何かとお世話になっていた旧知の広報担当者。
その彼が、「ウチでは初めてのことなので、ぜひ記者席で着てください」と言いながら配ってるんだから、もらわないわけにはいかないし、もらったら着ないわけにもいかない。

で、その日の試合の序盤3回ぐらい、年甲斐もなく記者席でレプリカを着ていました。
昔のBlogやSNSを遡れば画像が出てくるはずだけど、小っ恥ずかしいのでやめておきます。

さて、こういう頂き物はもちろん、私生活でも着にくいから、キャンプ取材で配布されるキャップと同様、ファンの知人友人に差し上げるのがお約束。
というわけで、〈橙魂シリーズ〉11年目にして初めて頂戴したオレンジ色のユニホームをどなたにプレゼントしようか、つらつら考えながら今夜の試合を観戦。

結果はご存知の通り、1-3でオレンジ色のユニホームを着ていた巨人の負け。
せっかく首位のヤクルトが負けたのに、9ゲーム差は縮まらず、明日また頑張りましょう!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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