Sports Graphic Number のお仕事、今回は日本人初の3団体統一王者にして、初めてPFP(パウンド・フォー・パウンド)第1位に選ばれた〝モンスター〟井上尚弥特集号のお手伝いをしました。
僕が取材・執筆したのは表紙の「モンスターをとことん語る12ラウンド」という特集記事の1本、元WBC世界スーパーフライ級王者・川島郭志さんの尚弥論。
川島さんはチャンピオン時代にずば抜けたディフェンスの技術で一世を風靡し、〝アンタッチャブル〟と異名を取った。
その川島さんに、あえてディフェンスだけに特化するのではなく、ディフェンスを駆使してカウンターを決める井上ならではのスタイルについて語っていただきました。
ボクシング通の読者にとって読み応えがあり、そうではない読者にも大変わかりやすい〝アンタッチャブル・カウンター論〟に仕上がったと自負しております。
ただ、川島さんの面白くてためになるお話、誰よりも楽しく勉強させてもらったのは、原稿を書いた僕かもしれません。
なぜ野球が専門の赤坂がボクシングを? と思われるかもしれませんが、フリーになった2006年から2011年まではよくボクシングを取材し、プライベートでも観戦に足を運んでいたものです。
インタビューした世界チャンピオンは「元」も「現」も合わせると、浜田剛史、辰吉丈一郎、長谷川穂積、粟生隆寛、内山高志(ここだけ敬称略)などなど、いま振り返ると錚々たる顔ぶれ。
その中に川島郭志さんもいて、今回は実は15年ぶりのインタビューだった。
大岡山のジムは当時のままで、大変懐かしい雰囲気も味わいながら、井上尚弥の凄みをたっぷりと教わることができました。
もちろん、井上本人のロングインタビューも掲載されています。
どうぞ御一読ください!