【きょう19日発売】東京スポーツ『赤ペン!!』392

守護神に抜てきされた巨人のドラフト1位ルーキー・大勢、早くも「大魔神」のようだと大評判である。
新人として史上2人目の開幕戦セーブを挙げ、NPB新記録の9戦連続セーブもマークし、150㎞台後半の真っ直ぐで抑える堂々の投げっぷりは、確かに〝元祖・大魔神〟佐々木主浩(横浜、マリナーズ)を彷彿とさせる。

桑田投手チーフコーチは開幕前から「予想以上に身体が元気でコンディションがいい」と高く評価。
サイドスローかスリークォーターか、ちょっと判断のつきかねる変則的なフォームもいじったりせず、「いま大勢が持っているものを生かしていきたい」と話している。

しかし、最も重要なのは、いずれ打たれて試合に負けたときのメンタルケアだろう。
過去、巨人の火消し役は、打たれたショックから立ち直れずに潰れたケースが多い。

石毛博史、西山一宇、河原純一、他ならぬ桑田コーチ自身にも、火消しに失敗した苦い経験が…。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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