クラーク・ケントがロイス・レインと結婚し、スーパーマンとして世界の危機に立ち向かいながら、双子の息子をもうけた家庭生活との両立に苦悩する、というテレビドラマ。
NHKの番宣が始まったころから放送開始を楽しみにしていたのだが、第1話は予想以上の出来栄えと言ってよく、今後の展開を大いに期待させる。
何と言っても秀逸なのは14歳の双子のキャラクターで、明るく社交的なフットボール選手のジョナサン(ジョーダン・エルサス)に対し、ジョーダン(アレックス・ガーフィン)は引きこもりで社会適応障害の治療を受けている、という設定。
クラーク(タイラー・ヘックリン)は自分の正体を息子たちに明かしておらず、ジョーダンのセラピーに付き添うと約束していたのに、スーパーマンとして原発の大爆発を食い止めにいかなければならなくなり、ジョーダンとの約束を反古にしてしまう。
原発事故の現場からクラークに〝スーパーマン出動〟を要請する軍人サム・レイン(ディラン・ウォルシュ)がレインの実父、つまりクラークの義父なので、クラークとしては呼び出されたら直行せざるを得ない、というのも面白い趣向。
そんな自分の正体を息子たちに明かすべきか否か、クラークがロイス(エリザベス・トゥロック)と議論を重ねている最中、クラークの実家で母が亡くなり、葬儀のために一家全員がクラークの故郷スモールヴィルに向かう。
ここでジョナサンとジョーダンは思わぬ形でクラークの正体を知ることになる。
さらに、ロイスが勤めるデイリー・プラネットを買収した大物実業家モーガン・エッジが、記者としてのクラークをクビにしてしまい、さらにケント家の農場にまで触手を伸ばしていることも発覚。
このようにクラークが私生活で様々な悩み事を抱えていた最中、スーパーマンを付け狙う鋼鉄アーマーのエイリアンも登場。
…などなど、ここまで打たれた布石の数々をどのように回収し、オチをつけてくれるのか、早くも来週が待ちきれません。
オススメ度A。
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※再見、及び旧サイトからの再録
25『日本女侠伝 侠客芸者』(1969年/東映)A
24『昭和残俠伝 血染の唐獅子』(1967年/東映)B
23『大コメ騒動』(2021年/ラビットハウス)C
22『王の願い ハングルの始まり』(2019年/韓)A
21『フラッシュ・ゴードン』(1980年/米)B
20『タイムマシン』(2002年/米)C
19『アンダーウォーター』(2020年/米)C
18『グリーンランド−地球最後の2日間−』(2020年/米)B
17『潔白』(2020年/韓)B
16『ズーム/見えない参加者』(2020年/英)C
15『アオラレ』(2020年/米)B
14『21ブリッジ』(2019年/米)B
13『ムニュランガボ』(2007年/盧、米)C
12『ミナリ』(2020年/米)A
11『バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら』(2021年/東宝映像事業部)C
10『死霊の罠』(1988年/ジョイパックフィルム)C
9『劇場版 奥様は、取扱注意』(2021年/東宝)C
8『VHSテープを巻き戻せ!』(2013年/米)A
7『キャノンフィルムズ爆走風雲録』(2014年/以)B
6『ある人質 生還までの398日』(2019年/丁、瑞、諾)A
5『1917 命をかけた伝令』(2020年/英、米)A
4『最後の決闘裁判』(2021年/英、米)B
3『そして誰もいなくなった』(2015年/英)A
2『食われる家族』(2020年/韓)C
1『藁にもすがる獣たち』(2020年/韓)B