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開幕して3カード、9試合を消化し、1勝8敗と最下位に沈みっぱなしの日本ハム。
さすがに、ここにきて球界OB評論家諸氏からはBIGBOSS新庄監督に対して疑問と批判の声が上がり始めた。

3日朝のTBS「サンデーモーニング」では、落合博満氏が新庄監督について「何を考えているのか皆目見当がつかないです」。
中畑清氏も新庄発言に対し「(負けても)楽しめばいいとか、監督として言っていい内容かな。勝たなきゃいけないと強調していかないと」と苦言を呈している。

中畑氏、落合氏はともに巨人・長嶋監督の下でプレーした経験を持つ。
私は昨年11月17日付の『赤ペン!!』で、その長嶋監督と新庄監督は似ている、と書いた。

何よりもファン第一の姿勢。そのための演出とマスコミへのサービスぶり。選手にダイエットを熱心に勧めていたところもそっくりだ。
今年の日本ハムが戦力不足であることも、監督就任1年目の1975年の長嶋監督との共通点。

開幕早々最下位になればまた重なる部分が増えると危惧していたら、本当にそうなってしまった。
しかし、そこで声あり。

「長嶋さんはいつも怒りや悔しさをむき出しにして、勝負への熱いこだわり見せていた。
そこがいまの新庄監督とは違う」

と、中畑さん、落合さんと同世代の巨人OBは強調するのですよ。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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