今季初の神宮取材は寒かった、でも試合は早かった🕘⚾️

午後2時20分の神宮球場 左端でティー打撃をしているのはヤクルト・村上

対戦一回り目の取材、開幕3カード目はきょうから神宮で行われるヤクルトーDeNA3連戦。
こういう天気のいい日はやはり、屋根のない球場で野球を見るに限る、と思ったんですが、今週末は「寒の戻り」というやつで、寒くて寒くて仕方がない。

スタンドからグラウンドのDeNA・田代巡回打撃コーチに挨拶したら、「この寒いのにずっとそこに立ってるのも大変だろう」。
早くコロナ禍が収まって、かつてのようにベンチでストーブにあたりながら、田代さんのような昔馴染みの球界人と雑談ができる日々が戻ってきてほしいものです。

まあ、そのころ、田代さんや俺がこの仕事をやっているかどうかわかんないけど。
トシもトシだし。

ワールドフーズの生姜焼き丼750円

試合前メシは3年ぶりに左翼スタンド下のワールドフーズの生姜焼き丼を買ってきて、DeNAの打撃練習を見ながら記者席でバクバク。
これ、神宮はもとより、球場メシでは最もコスパの高いメニューのひとつで、久しぶりに食べられたのはうれしかったねー。

ただ、店の女将さんに聞くと、昨年も一昨年も、有観客だった時期は短期間ながらも営業していたという。
たぶん、記者席に人数制限がある関係上、僕が球場に入れなかったころだろうな。

試合は初回、3連勝中のDeNAが3連敗中のヤクルトの出鼻をくじき、先発・小川から佐野の2ラン、宮﨑のソロでいきなり3点を先制。
開幕1試合で登録抹消となった東に代わり、今季初先発した上茶谷は、二回に村上に今季1号を献上したものの、その後七回まで1安打無失点に抑える好投で2点リードを守った。

九回には宮﨑のタイムリー二塁打などで3点を追加し、6-1でDeNAが快勝。
試合後、ヒーローインタビューに臨んだのは、今季初勝利を挙げてチームの連勝を4に伸ばした上茶谷だった。

「(ヤクルト打線は)ひとりも気の抜けないバッターが続いているので、インコースをしっかり使っていこうと、(捕手の)戸柱さんと話していました。
まだまだ課題もたくさん出ているので、ひとつひとつ潰して、頑張っていきたいと思います」

最後はファンに向かって、「きょうは寒い中お集まりいただき、応援ありがとうございました!」。
それだけ寒かったぶん、試合時間が2時間45分と比較的短かったのは、ファンにも選手にもありがたかったんじゃないでしょうか(個人的には今季最短)。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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