ナイターデーはつらいよ🥱⚾️

試合前セレモニーに登場した三浦監督

きのうに続いて、きょうも横浜スタジアムの開幕カード、DeNA-広島戦の取材である。
今週末のようにナイターの翌日にデーゲームが行われる日程を、そのまま縮めて「ナイターデー」とマスコミ業界では言う。

還暦まで1年を切ったA先生みたいな年寄りにとっては、このナイターデーが結構キツい。
きのうのBlogにも書いた通り、昨夜は3時間31分のロングゲームで、やっと試合が終わったのは夜10時1分。

それから大急ぎで最寄のJR関内駅に向かったら、満員だったハマスタから帰宅するお客さんで押すな押すなの大混雑。
プラットホームへの入場が止められていたため、仕方なく改札前の行列に並んで待つこと数分、5分遅れでやってきた京浜東北線に乗ろうとしたら、どの車両も出入口から人が溢れ出しそうになっている。

あまりに狭苦しそうだし、新型コロナウイルスに感染するのも怖いし、乗るのを躊躇していたら、「できるだけこの電車にお乗りください」というアナウンス。
このとき、夜10時30分前後で、次の便は42分になるという案内を聞いて、仕方なく人の隙間に身体を押し込んだ。

東神奈川で車内はガラガラになったものの、グッタリして都内の拙宅に帰り着いたらもう0時前。
それから風呂に湯を入れ、溜まる間に洗濯物を取り込み、一汗流して缶ビールをプシュッとやったのが0時半前だった。

さすがにその後はすぐに休んだのだが、今朝はどうしても7時前には起きることができなかった。
今朝10時半前、きのうハマスタを出てからちょうど半日後にまたこの球場に来ると、僕と同い年の某紙運動部記者がもう記者席にいて、パソコンに向かっているのだから驚いた。

しかも、この記者さんは昨夜、僕よりも遅く記者席に残っていて、僕よりもハマスタから遠距離のところに住んでいて、帰宅したら夜0時半だったという。
それなのに、今朝は僕より早く来てすでに取材を始めており、試合前に原稿を書いているのだから頭が下がる。

ゲームが壊れた終盤、激しい風雨が

さて、肝心のゲームは広島カープが10-5と、2試合連続2桁安打、2桁得点でDeNAに大勝。
8回3失点で今季初勝利を挙げた森下は、打席でも3安打猛打賞に3打点と八面六臂の大活躍だった。

試合後のヒーローインタビュー、「これからはバットにも期待していいですか?」と聞かれた森下は、苦笑いしながら「ピッチングで頑張ります」。
さらに、「打線がいい状態で点を取ってくれているので、ピッチャーも最少失点で抑えて、投打の噛み合った試合をして、勢いに乗っていけるように頑張ります」と、とても3年目とは思えない頼もしいコメント。

一方、きょうも大敗したDeNA・三浦監督は、「ちょっと打たれ過ぎですね」と渋い表情。
「ピッチャーに打たれて点を取られて、(点を)取ったあとにすぐまた取られると、リズムが悪くなりますね」と苦々しそうにテレビインタビューに答えている。

カープが大勝したのはよかったけれど、正直、ベイスターズがここまで弱いとは予想外だった。
明日からの巻き返しに期待します、試合時間がもっと短くなるようにという希望と併せて(きょうの試合時間は3時間15分)。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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