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やっぱり、巨人の今年の開幕1番は丸ではなく、坂本か。

12日のオリックスとのオープン戦で、原監督は今年初めて坂本を1番で起用。
それまでの1番・丸を〝本職〟3番に戻したのを見て、そう思った。

25日に対戦する中日の開幕投手は左腕の大野雄。
巨人の主力では昨季対戦成績16打数2安打の丸より、18打数5安打の坂本のほうがまだ相性がいい。

若手の1番候補・吉川尚、松原はともに昨季1安打。
本来は13打数6安打と大野雄を打ち込んでいた梶谷がいまだに故障で不在だから、坂本しか適任者が残っていないのである。

しかし、坂本も今年は33歳。
2009、10年と1番を打った経験があるとはいえ、10年以上も前のことで、「シーズン通してのリードオフマンは体力的に厳しいのではないか」と指摘する声もある。

しかし、そこで思い出されるのが07年の〝サプライズ開幕スタメン1番〟高橋由伸。
開幕前、原監督は突然「1番はヨシノブでいく!」と決断し、相手のDeNAやファンだけではなく、味方の選手やコーチをも仰天させたのだ。

当初は誰もが、うまくいくわけないと思っていたが…。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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