きょうは沖縄の人も「チョー寒かった!」🥶

マフラーを巻いて信号待ちする人

今朝、ゆいレールの県庁前駅近くの交差点で、マフラーをしている道行く人を何人か見かけた。
その人たちがみんな沖縄県民かどうかはわからないけれど、この時期、毎年東京からプロ野球キャンプの取材に来ている僕にとっては、沖縄の気候の変わり様を象徴する光景でした。

ここ数年、きょうのように、寒いときの沖縄はとにかく、本当に寒い!
きょうは一応、最高気温14℃近くに達していることになっているものの、終日曇天で陽が射さず、強風にも体温を奪われてしまう。

きょうは天候も朝から照明が入るほどの暗さ
(朝10時ごろの守備練習、内野のノッカーを務めているのは元木ヘッドコーチ)

巨人がキャンプを行っている沖縄セルラースタジアム那覇に来ても、午前中にメイン球場でやっていたのは画像の守備練習のみ。
例年、選手にノックをしながら絶妙のゲキを飛ばし、観客を沸かせる元木ヘッドコーチも、寒さのせいか、きょうはおとなしかった。

通常はこのあと、主力選手が続々登場するフリー打撃となる。
が、午後から練習試合DeNA戦が行われるきょうは、グラウンドコンディションを維持するためにフリー打撃を室内練習場に変更。

この奥武山運動公園の(狭い)室内にはファンが入れない、というアナウンスが流れるのを、東京から見物に来ていた友人と聞いていて、何とも虚しい気分になりました。
守備練習が終わった10時半前から12時半までの2時間超、ただ待つしかなかった友人をはじめとするファンが気の毒で仕方がなかった。

午後12時半、練習試合開始

午後12時半に練習試合が始まっても、一向に風が止む気配はなく、寒さも募る一方。
スタンドでガチガチ震えながら観戦していた中、時折球場内部の報道・来客受付へ降りていくと、なんと、現地スタッフの人たちが電気ストーブにあたっていた!

ところが、その後、何度か受付の前を通ったら、いつの間にかそのストーブがなくなっている。
どうしたことかと関係者に聞いてみたら、球場内部のブレーカーが降りてしまい、ストーブの使用を取りやめざるを得なかったのだそうです。

2月の沖縄の球場で、ストーブの使用過多が電力供給量を超えたなんて前代未聞。
もはや、何のために沖縄まで来て野球の練習をやっているのかわかりません。

それでも、スタンドにはTシャツ姿の若者や、ロンTに半パンのにーちゃん、おっさんも目立った。
ひとりだけ、ノースリーブに短パンという10代とおぼしき少年も見かけてビックリ!

いやあ、沖縄の人はさすがに違うねえ、と現地スタッフの女の子に言ったら、「いえ、たまにいるだけなんですよ、ああいうのが」と苦笑い。
「私たちだって寒いです、こんなに寒いの初めて」だそうで、この寒さは沖縄の人たちにとっても(沖縄の人たちだからこそ余計に?)過酷に感じられたようです。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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