沖縄キャンプ取材初日、強いベイスターズが帰ってきそうな予感⚾️

田中浩泰内野守備走塁コーチと並んでノックをする石井琢朗野手総合コーチ、球出しは相川亮二バッテリーコーチ

好天に恵まれた沖縄キャンプ取材の初日、宜野湾へ横浜DeNAベイスターズの練習を見に行ってきました。
那覇では原ジャイアンツvs.新庄BIGBOSSファイターズが練習試合で〝初対決〟して、大いに盛り上がったらしいけど、そういう日に昨季最下位のベイスターズがどんな練習をしているかが気になって。

朝9時過ぎにアトムホームスタジアム宜野湾(宜野湾市営野球場)の正面玄関で受付をしていると、さっそく声をかけてくれたのが、今季から復帰した石井琢朗野手総合コーチ。
続いてやってきた田代富雄巡回打撃コーチには、「太ったんじゃない? ずっと部屋飲みしてるからか?」と、最近気にしていることをズバリ指摘されてしまった。

きょう最も印象に残ったのは、練習メニューの隅々に石井コーチのカラーが浸透していたこと。
内野守備練習では自らノッカーを務め、捕手が二走を刺す練習でも投手役としてマウンドに立ち、さらにランチ特打でオースティン、ソト、大田泰示、桑原将志を相手に打撃投手までやっている。

捕手が二盗を阻止する練習で投手役を務める石井コーチ

石井コーチは昼食時間以外、一時も休むことなく、室内練習場でのサインプレーでも指示を飛ばし、夕方5時過ぎまで特打の指導に努めていた。
いや、室内練習場は報道陣がシャットアウトされているので、そこは自分の目で見たわけではありませんが、三浦大輔監督に伺ったところ、石井コーチには全幅の信頼を置いているようです。

自ら溌剌と動いてチームを引っ張る石井コーチの姿を見ていて、彼が広島カープのコーチだった2015年秋、16年春の日南キャンプを思い出しました。
来年、ベイスターズが優勝するかどうかはわからないけれど、間違いなく強くなる、とは思う。

詳しいことはまた近々、東スポのコラム『赤ペン!!』で書きます。
きょうは、僕の拙い取材にご協力頂いた三浦監督、石井コーチ、田代コーチ、球団広報部、新聞・テレビ各社の関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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