巨人キャンプ3日目、初のPCR検査で感じたこと🦠⚾️

きょうの巨人キャンプ、一番の盛り上がりを見せたのは、解説者1年生・松坂大輔氏がブルペンに姿を見せたときだった。
原監督、桑田チーフ投手コーチら、元甲子園のスターの大先輩ふたりに挟まれ、目の前で投げている戸郷にスライダーの投げ方を伝授。

さっそく戸郷がスライダーを投げてみせると、松坂氏は右手の親指を立てて合格のポーズ。
このときはブルペンに詰めかけたカメラマンのシャッター音が響き渡り、その背後ではスマホを掲げた記者たちも画像や動画を撮りまくっていました。

僕も自分のiPhoneでなかなかいい画が撮れたと思うんですが、ここにアップするのは差し障りがあるのでやめておきます。
そもそも、ブルペンでのスマホ撮影は確か禁じられていたはずなので。

橘通には一日中こんな表示が

そんなブルペンの風景がきょう表舞台一番の話題とすれば、裏舞台一番の話題はわれわれ報道陣や警備員などスタッフの検査。
巨人では他球団と同様、3日に1回の検査を義務づけており、陰性判定が出なければ取材を継続することができない。

ちなみに、選手やチームスタッフのPCR検査は毎日一度で、川相ファーム総監督をはじめ、マスクを二重にしている関係者も多い。
にもかかわらず、きょうは村田打撃兼内野守備コーチ、松本二軍外野守備走塁コーチ、キャンプは二軍スタートの戸根の感染が明らかになった。

こういう情報は広まるのが早い。
僕が二軍のひむかスタジアムに着いた朝9時過ぎから、「また(感染者が)出た」と関係者の間で話題になっていたほど。

折しも、東京や大阪ほどではないとはいえ、ここ宮崎でも新型コロナウイルスの感染者が急増中。
プロ野球やJリーグのキャンプたけなわの2月は宮崎県全体にとっての書き入れ時ににもかかわらず、まん延防止等重点措置の適用に伴い、宮崎交通が7日から路線バスの減便を決めた。

橘通3丁目バス停の貼り紙

きょうは終日曇りで雨がパラつき、キャンプ一番(まだ3日目だけど)の寒さ。
そこへもってきて、さらに新型コロナウイルスが津波となって覆い被さってきそうな予感を感じさせる。

橘通にはマンボウも何のその、堂々と酒を出して営業している店もあり、そこそこ賑わってはいたけれど、さすがに入る気はしなかった。
今週いっぱい、何とか無事最初のキャンプ取材を完走できますように。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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