PCR検査キットはそんなに不足しているのか?🧪

ピカパカPCRクイック検査センター新宿駅前店

明日31日の宮崎入り、2月1日からのキャンプ取材に備えて、東京都の無料PCR検査を受けてきました。
それも、念には念を入れてと思い、きのう29日、きょう30日と2日連続で。

いや、最初はきのう受けたからいいや、と思ってたんですけどね、取材を受ける球団が報道陣に対し、「なるべくキャンプ初日に近い日の検査結果が望ましい」という意向を示していると聞いたものだから。
NPBのガイドラインでは、陰性結果の判明日から72時間(3日間)を陰性証明の有効期限としているから、きのう29日の検査結果は2月1日まで、きょう30日なら2日まで、ということになる。

それならば、移動日の明日31日に検査を受けるのはさすがに難しいので、きょう30日に検査を受けておくに越したことはない。
どうせタダだし、自分自身も安心できるし、長時間待たされることもないのであれば。

と、そこまで考えて気になったのが、最近やたらあちこちで報道されているPCR検査や抗原検査の検査キットが不足している、という情報。
あれだけテレビやネットで「キットが足りない」「予約ができない」と刷り込まれると、予約したのに行ってみたらキット不足を理由に検査を断られた、なんてことになりゃしないか、という一抹の不安が頭をもたげてきた。

というのも、新宿区では去年も、ワクチン接種がピークに達したころ、似たような騒ぎが起こっている。
接種券が届いたので最寄の医療機関に電話したら、「ワクチン不足」「区からワクチンの入荷が途絶えている」ことなどを理由に軒並み予約を断られ、中には「1回目の接種が終わっているのに2回目の予定が立てられない人もいるので、まずそういう方々を優先しなければいけないんです」という病院もあった。

だから、実はピカパカPCRクイック検査センターというところに29日受検の予約を入れたときから、万一の場合に備え、30日もPCR検査を受けられるところを探しておこう、と考えてはいたのです。
で、とりあえずきのう、ピカパカに行ってみたら、僕の心配はまったくの杞憂だった。

検査所はガラガラ、予定の14時15分より15分早く行くと、窓口で「すぐにできますよ」と言われ、申請書への記入から唾液を容器に入れて提出するまで、ものの10分ちょっとで検査は終了。
その後、小守スポーツマッサージ療院へ行き、施術を受けながら担当のSトレーナーにてんまつを話したら、「テレビなんかで言ってることと全然違うじゃないですか」。

J-VPD東京ラボラトリーの前には行列が

さて、きょうの朝11時過ぎ、念のためのPCR検査を受けたのは、8日に一度受検した新宿区愛住町のJ-VPD東京ラボラトリー。
こちらは予約制ではなく、行ったら順番に検査を受けるシステムで、ホームページの一番上に「現在、検査キット不足等のニュースがありますが、当検査所ではそのような事態はございません」と堂々と謳っている。

その宣伝効果なのか、前回の8日、前日のピカパカとは打って変わって、検査所の前に行列ができていました。
2度目なので手続きも検査もスムーズに終了しましたが、その前に寒い中、約20分待たなきゃならなかったのが辛かった。

なお、きょう14時ちょうどにメールで届いたピカパカの検査結果は陰性。
J-VPDのメールが到着したのはそのわずか7分後で、こちらも陰性。

やれやれ、これで安心して宮崎へキャンプ取材に行ける。
それはそれとして、早く検査キット不足が解消されるよう祈っています。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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