東京都の無料PCR検査を受けてみた🦠

J-VPDラボラトリーから送られてきた検査結果

東京でも広島でも新型コロナウイルスの新規感染者数が日に日に跳ね上がっている中のきのう、東京都が実施している無料PCR検査を受けてきました。
プロ野球界は来週からスタッフミーティングや新人合同自主トレが始まるので、取材するにはあらかじめPCR検査を受け、陰性判定を得る必要があるのですよ。

しかし、この無料検査、便利ではあるけれど、手続きがいささか面倒臭い。
「東京都」と「無料PCR検査」で検索したら、すぐ東京都福祉保健局ホームページ中の「PCR等検査無料化事業」欄にアクセスできるので、ここに検査を受けられる医療機関のリストのタブがあるのだろう、と思ったらどこを探しても見当たらない。

仕方がないのでこのページに記されたコールセンターの番号に電話すると、その番号の上にある「PCR等検査無料化に関するご案内」のタブをクリックするようにと、案内の男性に言われる。
その通りにして、さらにこのページをスクロールしていくと「検査が受けられる場所」のタブが出てくるので、ここをクリックしたらやっとこさ医療機関のリストに辿り着いた。

ところが、このリスト、MAPこそついているものの、連絡先の電話番号も載っていなければ、各医療機関のホームページのURLにもリンクが貼られていない。
そういうことは自分で調べてくれ、というのが都の姿勢らしいので、行きたい医療機関の名称をコピペして検索しようとすると、今度は文字化けしてしまい、自分で打ち込まなきゃならなかった。

ここから先もスンナリとはいかず、最初に電話した一番近所のクリニックはすべて自動音声対応で、無料PCR検査を希望する人はホームページにアクセスして予約を取ってください、と言う。
ところが、そのホームページを開くと、「自費PCR検査」というタブはあっても、「無料PCR検査」のタブがない。

次に電話した徒歩圏内の医療機関は男性職員が対応していたが、予約制ではなく、診療所に来た人から順番に検査をしていて、大体午前中にはその日の検査キットがなくなってしまう、とのこと。
この医療機関は都内で最も手広く無料検査を実施しているのだが、僕が電話したきのう10時40分ごろには、もう数人分ぐらいしか残っていないと言われて断念。

仕方なく地下鉄で10分ほどのところにある〈J-VPDラボラトリー〉というところに電話したら、ここは検査キットの数に十分な余裕があるらしく、いまなら待ち時間もほとんどない、という返事。
そこで、凍結した路面で転ばないよう、恐る恐るここを訪ね、12時過ぎに検査を受けると、その日の18時前には陰性の検査結果が届きました。

とはいえ、東京の新規感染者数はきょう1224人と、また激増しているので、今後はメチャ混みとなるかもしれません。
今年も例年通り、1月31日からプロ野球のキャンプ取材に出かける予定だから、そのころまでにまた減少傾向に戻るように祈るばかりであります。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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