【きょう28日発売】東京スポーツ『赤ペン!!』365

「絶対大丈夫」
と言えば、今年25年ぶりにリーグ優勝と日本一を達成したヤクルト・高津監督の名文句である。

セ・リーグMVPにも選ばれた主砲・村上が言うには、「打席に入る前に自分の中でも絶対大丈夫と言っていました」。
主将・山田も「監督に言われたことを信じようと思った」と、高津監督の〝言葉力〟を絶賛。

「絶対大丈夫」はファンの共感も呼び、球団グッズの応援タオルにもなったのはご存知の通り。
このフレーズとタオルが、実は都市対抗野球大会で東京ガス初優勝にも秘かに〝貢献〟していたのです。

2回戦に先発して勝利投手となった東ガスの左腕投手・高橋佑樹(24・慶大)が言うには、高津監督が日本シリーズ前、「絶対大丈夫」と言っていたテレビインタビューを見て「勇気をもらった」んだとか。
そこで、「絶対大丈夫」タオルを〝お守り〟として持参、試合後の会見ではこれでもかとばかり〝ヤクルト愛〟を熱く、熱く語っていました。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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