【きょう24日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』340

今回のテーマも、巨人への無償トレードで復帰した中田翔です。
22日のDeNA戦で、試合前に長嶋終身名誉監督から激励され、移籍1号となるホームランをかっ飛ばしたとはいえ、世間の風当たりはまだまだ厳しい。

4日に暴力事件を起こし、日本ハムから無期限出場停止処分を受けながら、巨人に移籍した途端に解除。
この性急なコトの運び方に、多くのファン、識者、コメンテーター、球界OBが異を唱えている。

そんな批判派の声を鎮静化させるには、狭い東京ドームで一発打ったぐらいではまだまだ足りない。
もっともっと中田が打ち、巨人が勝ち、誰をも納得させられる結果を出すことが必要だろう。

巨人には格好の前例、中田には最高のお手本がある。
2003年オフ、中田と同様、やはり突然無償トレードでダイエー(現ソフトバンク)から移籍してきた小久保裕紀(現ヘッドコーチ)だ。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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