遅ればせながら、私もきょう、やっと新型コロナウイルスワクチンの第1回接種を受けてきました。
ワクチンはファイザー社製で、いまのところ痛みも発熱も倦怠感もなく、体調は至って良好。
私が暮らしている東京都新宿区は現在、ワクチンの供給量が足りなくなっており、大久保で行われていた集団接種はいったん中止。
最寄りの医療機関で接種を受けようにも、最初のうちはどこに電話しても断られてばかりだった。
A医院「いまは1回目の接種を受けた方のみ、2回目の接種を行っていて、新たな予約は受け付けておりません。
区からのワクチンの供給がないものですから、申し訳ありません」
Bクリニック「私どもも、すでに1回目を終えられた方が2回目の接種を受けるまで、1回目の予約はお受けできません。
その2回目ぶんについても、まだ区からのワクチンの供給を待っていて、ひょっとしたら延期せざるを得ないかもしれない、という状況です」
Cクリニック「新型コロナワクチンの予約は受け付けておりません。
申し訳ありませんが、ほかの医療機関で接種を受けるようお願いします」(※自動音声)
どこに電話してもそんな返事しか返ってこないので、区のコールセンターにかけて何とかならないものかと聞いてみた。
すると、「ワクチンの保有量は各医療機関によって差があり、こちらでは把握していないので、区民の方々がご自身で1軒ずつ電話して確認していただくしかありません」という。
仕方なく、また3軒ほど電話してみたが、どこもかしこも返事は変わらず。
さすがにブチ切れそうになり、あと1軒だけ問い合わせてみて、やっぱりダメだったら当分ワクチンは諦めよう、と思いながら電話したのが〈神楽坂内科・脳神経内科クリニック〉というところ。
そうしたら、「ちょうど、きょう夕方の予約がひとり分キャンセルになったばかりなんです」というウソみたいな巡り合わせが本当にあったのです。
ただし、急遽のキャンセルだったため、これから1時間以内にクリニックを訪ねなければならず、2回目の接種の日時もすでに決まっているという。
それでも良いかと聞かれたので、すぐさまOKだと返事をしましたよ。
だって、ウチからクリニックまで、歩いて5分なんだから。
「いやあ、ありがとうございます。助かりました」と言ったら、受付の女性も「こちらこそ助かりました。ありがとうございました」。
もし私がキャンセルした枠に滑り込まなかったら、その2回分のワクチンを廃棄せざるを得なかったのかもしれませんね。
しかし、ホッとした矢先、きょう東京都が発表した新規感染者数は1149人。
これだけコロナ患者が急増し、ワクチンの供給が滞っている中、政治家は酒ばかり目の敵にして、バッハIOC会長は広島を訪問し、東京オリンピックはあくまで予定通り行うそうである。
がんばろう日本、なんて言ってる場合じゃない。
このままでいいのか日本!