今週は火曜がハマスタ、水曜が東京ドーム、木曜がまたハマスタ、と通う予定。
きのうは出かける直前、友人がFacebookに転職のお知らせをアップしていたので、ちょっと驚いた。
彼は以前、某新聞社のスポーツ記者だったのだが、2年前に大がかりなリストラの波に呑み込まれ、プロ野球関係の異業種に転職。
年齢的にもそれなりの立場と報酬を得ていたはずだから、これほど間を置かずにまた職を変えるとは思わなかった。
もっとも、Facebookの投稿を読んだ限りでは、新たな職場は現状よりやりがいがあり、悔いのない人生を送ろうと考えた上での決断らしい。
早速「新天地でも頑張ってほしい、遊びに行くから」とコメントを入れると、「いいトレイルを見つけておきます」と、アウトドア派の彼らしい返事が返ってきた。
と、そんな話をハマスタで旧知の記者と話していたら、「〇〇も会社を辞めるって言ってましたよ」と、また別の知り合いの転職話になった。
そう言えば、この間ハマスタに来たときには、さらに別の若い記者から「会社を辞めることになりました」と打ち明けられている。
マスコミ業界はもともと、同業他社や関連業種を渡り歩く人が多い業界なので、転職自体はそれほど珍しくはない。
リストラされても他社に引っ張られるということは、それだけ能力があると認められているからこそでもある。
ただし、どこのメディアに移っても同質、同程度の仕事ばかりしていると、雇用する側にとっては使い勝手がいい半面、その記者がもともと持っているオリジナリティはどうなるのか、という疑問も僕は感じる。
もっと言うなら、どこのメディアでも使えるような記者の増加は、裏を返せば、それぞれのメディアに元からあった昔ながらの個性が失われることにもつながりかねない。
早い話、最近、東スポは昔のほうが面白かった、という声をSNSや同業者の間で見聞きする。
が、ネットに押されている紙媒体が多い中で、東スポや東スポのリストラ情報を報じた週刊文春などはまだよく頑張っているほうだろう。
リストラする側も転職する側も、独自の内容と面白さを読者に提供できなければ生き残ってはいけない、ということを、いまこそ肝に銘じるべきかもしれない。
まあ、そんなことを書いている自分も、いつ食いっぱぐれるか、わからないんだけどね。