【きょう17日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』314

新アイキャッチ画像⑨埼玉県飯能市の里山でトレイルライド

一昨日(15日)、開幕18試合目のヤクルト戦に敗れて、DeNAの借金が早くも2桁の10に達した。
この悪い流れは本拠地・ハマスタに帰っても止められず、昨日(16日)も巨人に負けて今季最多の7連敗、借金もひとつ増えて11。

三浦監督は「現状をしっかりと受け止めて、明日からまた勝てるようにみんなでやっていくしかない」と、連日懸命に前向きな発言を繰り返している。
こんなときこそ、ベイスターズが必死になって白星をつかみに行く姿勢を見たいと思うのは私だけだろうか。

僕が8年前に書いた『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』(講談社、現在は電子書籍のみ)は2009年、やはり借金11に達した翌日、大矢監督が更迭された場面から始まる。
このとき、援護に恵まれない中で辛抱強く力投を続けていたのが、いまの監督、エースだった三浦大輔である。

大矢に代わって監督代行に据えられたのは、当時二軍監督の田代富雄(現巡回打撃コーチ)だった。
就任会見で、いきなりこんな方針を披露している。

「とにかく打線に勢いをつけたいですね。
初球からでもどんどん振らせて、僕のことだから、見てる人が、あれ? と思うような采配もするかもしれませんけど」

もちろん、当時と今とでは戦力もチームの体質も違う。
しかし、今こそ、あのころのなりふり構わず勝ちにいく野球を見せてほしい、と思うのです。

この続き、詳しくはきょうの東スポ、大スポ、中京スポ、明日朝の九スポ(掲載日は変更あり)でお読みください!
よろしくお願いします!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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