巨人・桑田投手チーフコーチ補佐の背番号73は、かつての恩師、故・藤田元監督がつけていた番号だ。
今月9日は15回目の命日だったこともあり、様々なメディアで改めて藤田さんの功績や思い出が語られています。
そんな藤田監督の投球哲学の要は「先発完投」。
2回目の監督を務めた1989年に斎藤にNPB記録の11試合連続完投を達成させ、連覇した90年にはチーム70完投も記録している。
まだ130試合制だった時代、実に半分以上の試合を投手ひとりでまかなっていたのだ。
それほど強力な投手陣をつくるには、捕手の教育も欠かせなかった。
元巨人のエースだった藤田監督は、捕手の教育にも大変熱心だった。
今回は、拙著『キャッチャーという人生』(講談社/電子書籍)にも書いたかつての正捕手、元ヘッドコーチの村田真一氏の証言を元に、藤田さんの〝捕手論〟を紹介しました。
桑田コーチ補佐にはぜひ、この伝統も引き継いでもらいたいものです。
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