最近、就任前からこれほど注目されているコーチも珍しい。
年明け、突然巨人の投手チーフコーチ補佐就任が決まった桑田真澄氏、きのうもNHK『サンデースポーツ』に出演し、「プロは練習しなきゃダメ」「ブルペンの傾斜を制すれば勝てる投手になれる」と持論を展開していた。
一方、巨人の主張するDH制度導入案が19日のセ理事会で否決され、セ・リーグでは今季も投手が打席に立つことになった。
そこで、独特の野球観を持つ桑田コーチがどのような指導をするのか、また新たな興味が湧く。
桑田コーチは現役時代、単なるピッチャーではなく「ゲーマー」になりたい、と発言したことがある。
投球に加えて、打撃、走塁、守備とあらゆる面で優れており、すべてのプレーを勝利につなげられる選手、それがゲーマーだ、というのだ。
投手・桑田の全盛期は、確かにずば抜けたゲーマーだった。
では、コーチ・桑田はどんなゲーマーを育てることができるか。
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