「わが軍は今年、シーズンで88勝を挙げて優勝しました。
しかしながら、日本シリーズでは西武に4連敗して、1敗するごとに22勝が消えていった」
1990(平成2)年、熱海後楽園ホテルの納会における藤田元司監督の挨拶の言葉である。
シリーズで完敗すれば、ペナントレースの優勝は無きに等しい。
今年、2年連続でソフトバンクに4連敗したいまの原辰徳監督もまた、同じ心境かもしれない。
藤田さんはかつて、原さんの師でもあったから。
91(平成3)年、4連敗ショックを引きずっていた巨人は、序盤から低迷する。
藤田の監督契約最終年だったことに加えて、4月30日に後ろ盾の務台光雄・読売名誉会長が94歳で死去。
そして、ついにと言うべきか、務台会長と相容れぬ関係とされていた長嶋茂雄の監督復帰説が浮上した。
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