やはり、ドラフトは12球団首脳が一堂に会してやってこそである。
きのうのテレビ中継を自宅で見ていて、つくづくそう思った。
アマの有望選手がクジ引きで運命を決められる〝ショー〟は、他のスポーツでは見られない。
これは、単なる各球団の戦力補強ではなく、全国のファンが注目し、プロ野球の人気を支えている年に一度のお祭でもあるのだ。
今季、大活躍した選手のドラフトでは、巨人・菅野(東海大)が一浪を余儀なくされた2011年が印象深い。
原監督の甥であるため、巨人の単独1位指名は確実と見られたが、日本ハムも競合指名に踏み切った。
清武球団代表(当時)がクジを外すと、原監督は待機していた会場の席でしばし呆然。
直後に予定されていた会見にもなかなか現れず、私を含む報道陣がザワついていたことを思い出す。
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