【きょう27日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』283

やはり、ドラフトは12球団首脳が一堂に会してやってこそである。
きのうのテレビ中継を自宅で見ていて、つくづくそう思った。

アマの有望選手がクジ引きで運命を決められる〝ショー〟は、他のスポーツでは見られない。
これは、単なる各球団の戦力補強ではなく、全国のファンが注目し、プロ野球の人気を支えている年に一度のお祭でもあるのだ。

今季、大活躍した選手のドラフトでは、巨人・菅野(東海大)が一浪を余儀なくされた2011年が印象深い。
原監督の甥であるため、巨人の単独1位指名は確実と見られたが、日本ハムも競合指名に踏み切った。

清武球団代表(当時)がクジを外すと、原監督は待機していた会場の席でしばし呆然。
直後に予定されていた会見にもなかなか現れず、私を含む報道陣がザワついていたことを思い出す。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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