プロ野球の試合にお客さんが戻って、通常の記者席が使えるようになってから、初めて神宮球場へ取材に行ってきました。
ここの記者席はネット裏スタンドの真下にあり、コンコースの出入口から真っ直ぐ歩いて行くと、すぐグラウンドに出られる。
というのがいいところなんですが、もちろん、コロナ禍が続いているいまはそういうわけにはいかない。
グラウンドはもちろん、スタンドに行くのも厳禁で、記者席から窓越しに練習を見るしかありません。
記者席に入れるのはハマスタなどと同様、1社2人まで。
各社の間の椅子を間引きしてソーシャルディスタンスを保ち、これまではなかった扇風機を4~5台設置して換気を行っている。
それでなくても、この時期、ここの記者席は暑くて暑くてたまらず、個人的に立ちくらみを起こしたこともあるほどだったから、非常にありがたい。
また、コロナ禍とは関係ないけれど、モニターが6台も設置され、プレーの再生映像を簡単に見られるようになったのも助かる。
それやこれやで、原因がコロナ禍とはいえ、神宮の記者席が居心地と使い勝手がよくなったのは確か。
あとはグラウンドに出られるようになったら言うことはありませんね…って、こればっかりはしばらく無理だろうけど。
ちょっと残念だったのは、神宮で一番のコスパを誇る名物、750円の生姜焼き丼を食べられなかったこと。
現在は観客が5000人までに制限されているためか、営業していない飲食店もあり、この生姜焼き丼を売っている左翼スタンド下の〈ワールドフーズ〉もシャッターが閉まっていたのです。
それなら、何かほかに美味しいものはないかと中堅よりも向こうに足を伸ばし、〈利久〉というラーメン屋を発見。
一番安い750円、生姜焼き丼と同じ値段の醤油ラーメンは味、ボリュームともにまずまず、というところだったかな。
1年ぶりに臨場感たっぷりの記者席で観戦したヤクルト-DeNA戦は8-3でDeNAが快勝。
これも久しぶりだった敷田球審の「卍」も間近に見られ、両チームの監督囲みにも参加でき、だんだん昨年までの感覚が戻ってきました。
と、そんなことを言ってたら、東京ドームでは巨人が阪神に勝ってマジック38が点灯。
やっと例年通りの取材モードが復活しつつあるんだから、もう少しペナントレースを楽しませてほしいものですが。