今年の日本シリーズは絶対負けられない。
2年連続リーグ優勝が確実になりつつあるいま、巨人・原監督の胸の内はそんな思いでいっぱいのはずだ。
11日のヤクルト戦に勝って、レギュラーシーズンでは川上哲治元監督を上回る球団史上最多の1067勝を記録した。が、完全に〝川上超え〟を果たしたとは、原監督も思っていないだろう。
川上氏は11度リーグ優勝した年すべてで、1965~73年のV9時代を含む日本一を達成。
これは、いまだに破られていない球界最多記録だ。
一方、原監督は8度リーグ優勝したものの、日本一は3度だけ。
日本ハムに勝った12年以降、日本シリーズは3度連続で敗退し、昨年はソフトバンクに初戦から4連敗して、1勝もできずに終わってしまった。
日本一奪回に向けて、原監督に求められる新たな一手は何か。
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