ハマスタはアツイよ、選手だってしんどいよ⚾️💦

午後1時半ごろのハマスタ、これから練習が始まるところ

きょうの取材現場は先月26日以来、1カ月3週間ぶりのハマスタ。
この記録的な猛暑の中、午後1時半に到着したら、ベイスターズの選手たちがもうグラウンドで身体を動かしていました。

これだけ暑い上に、地熱と照り返しも格別な人工芝なのだから、選手たちもさぞかし大変に違いない。
思わず「みんなエライなあ」とつぶやいたら、後ろの席にいたDeNA担当記者(女性)が一言。

「でも、練習が終わったら、みんな一回シャワー浴びてますから」

「…じゃ、そのシャワーのあと、ビールも飲まないで試合に出ているのがエライなあ、ということにしておこう」

「あっ、それ、私だったら、絶対に我慢できない!」

また、久しぶりに会ったひとつ年上の球団関係者も、この猛暑にはウンザリ顔。

「今年の暑さは異常だよ。
いくら例年、この時期は暑くなるって言ったって、去年まではこんなに身体にこたえることはなかったもんな」

「そうですねえ、同感です」

「お互い、気をつけないとね、もうジジイなんだから」

中華街・龍盛飯店の牛バラ肉あんかけご飯セット968円(税込)

そういうトシなのに、なぜか食欲だけは一向に衰えなくて、せっかくハマスタに来たんだからと、試合前は例によって中華街へ。
試合が長くなった場合に備えて、量的なコスパの高い龍盛飯店のランチメニュー、牛バラ肉あんかけご飯セットを選びました。

しかし、ご飯にかかっている「あん」は私には辛過ぎた
せっかく冷房の効いた店でゆっくり、たらふくご飯を食べようと思ったのに、食べれば食べるほど、口の中がヒリヒリして、顔から汗が噴き出してくる。

さて、きょうの先発はDeNAがセ・リーグ1位の防御率1.72、登板8試合すべてでクオリティスタート100%の平良。
一方のヤクルトは8月から一軍に合流し、先発2試合で0勝1敗とまだ勝ち星のない山中。

とくれば、きのうヤクルト・小川にノーヒットノーランをやられたお返しの期待がかかるけれど、こういう組み合わせでは得てして逆の結果が出るものです。
平良が3回3分の1で1本塁打を含む8安打6失点と打ち込まれ、今季9試合目にして初めてクオリティスタートに失敗し、流れは序盤でヤクルトへ。

対する山中は初回無死満塁のピンチを1失点で切り抜けると、DeNA打線の早打ちにも助けられて5回3安打2失点。
2018年9月15日以来、2年ぶりの白星を勝ち取った山中、それ以上に久しぶりとなったヒーローインタビューに臨みました。

「久しぶり過ぎて実感が湧かないですけど、すごくうれしいです。
前回(先発登板)はホームランを打たれて負けているので、何とか長打を防ごう、粘って粘っていこう、と思ってました。

ウイニングボール? どうしましょうね。
これから考えたいと思います。

きょうは野手のみなさんのおかげ、中継ぎのみなさんのおかげで勝てました。
次はもっと長いイニングを投げられるように頑張ります」

きょうのベイスターズにはあまりいい材料がなかった。
9回、3点ビハインドで登板した山﨑康もまだ本来の状態には戻っていない様子。

9回に登板した山﨑康

ラミレス監督は試合後、「平良は毎試合6~7回、100球以上投げていて、この暑さだから疲れも溜まっているのかもしれない」と、四回途中で降板となった平良をねぎらうコメント。
きのう先発した今永も左肩の違和感で登録抹消が決まり、しばらくは苦しい戦いが続きそうです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る