東京ドーム初の有観客試合、やっぱり巨人快勝⚾️

一塁側に”THANKS WELCOME”の文字が作られたスタンドを職員たちが入念に消毒

東京ドームではきょうの巨人-DeNA戦から今季初の有観客試合がスタートしました。
どんな雰囲気かと午後2時過ぎに足を運んでみたら、職員がお客さんの座るシートを入念に消毒している最中。

4時前に開場されると、白衣姿のジャビットがファンの1人1人に消毒を勧め、検温をお願い。
コンコースには感染経路追跡のための来場登録ができるパネルが設置され、座席にもQRコードが貼られている。

コンコースに設けられた来場登録コーナー(左側)と換気用の扇風機(中程の天井部分)
試合前の演出ではジャビットと球場MCの間にアクリル板が

試合前には球場MCとジャビットが感染防止のため、声援自粛、拍手優先の新しい応援スタイルをPR。
さらには試合中にも、マスク着用、大声での会話の自粛など、テロップとジャビットのパフォーマンスで様々な注意喚起が行われていました。

なかなか工夫された絵柄ですね

さて、試合は三回まで1-1と、巨人・菅野、DeNA・井納という両先発投手の投げ合い。
このまま終盤までいってくれれば、私好みの見応えある投手戦になるかと思ったんだけど、巨人が岡本のソロ本塁打で勝ち越し、パーラの二ゴロで追加点。

佐野は菅野からホームランを放った

DeNAも主将兼4番・佐野のソロホーマーで追い上げたんですが、追撃もここまで。
巨人も丸のタイムリーで突き放し、中継ぎの高梨が八回1イニングをしっかり抑え、結果は4-2で巨人の快勝です。

土つかずの5勝目を挙げたエース菅野は、ファンが見守る中で勝てたことに、お立ち台で「やっと始まったなという気持ちです」とニッコリ。
「たくさんの声援のおかげで、粘り強く投げることができました」と、4915人の観衆に感謝していた。

続いて、決勝本塁打の岡本は「打った瞬間、あっ、いったなーと思いました」と、いつもの棒読みコメントでファンの笑いを誘った。
もっと傑作だったのは、そのあとに登場した高梨。

「高梨でーす!
子供のころはテレビをつけたらジャイアンツ戦をやっていて、好きな球団なんで頑張りまーす!」

しかし、こう言うと悪いけれど、東京ドームで何度も見たパターンと同じ試合になっちゃった。
今季は巨人の対抗馬になる一番手はDeNAだと思っていたので、このままズルズルと引き離されないよう祈るばかり。

今年はコロナ特例でセ・リーグはCSがないから、このまま巨人が独走、日本シリーズ進出決定、てなことになったら面白くも何ともないからね。
ところで、電光掲示板にはこのようなメッセージも映し出されました。

最後の1行に、主催者の責任感を感じますね
ファン1人1人の協力あってのプロ野球です!



スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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